院内紹介
◆骨粗鬆症検査
骨粗鬆症検査について
女性では50歳くらいから骨量が低下し始めます。閉経後は原則として1年に1回ずつ測定するとよいでしょう。1年間に3%以上の減少があるときには、医師の診察を受け、半年に1回ずつ測定をします。このとき治療を受けることもあります。
骨量は20代から40代後半まであまり変化をしませんので、できればその間に一度測定をして、自分の若いときの骨量を知っておくと、老年期になってから役に立ちます。また、40~70歳(5歳刻み)の女性を対象に骨粗鬆症検診が行われています(公益財団法人 骨粗鬆症財団より)。
骨密度の測定は、骨粗しょう症や骨折のリスクを判定するのに役立ちます。
主に骨密度検査には以下のような測定法があります。
●二重X線吸収法(DXA法)
二重X線吸収法(DXA法)は、骨に2種類のX線を当てて、骨を通過できなかったX線の量から骨密度を測定する方法で、信頼度が高いといわれています。
●RA法(MD法)
アルミニウム板と手のひらをレントゲン撮影して、画像の濃淡で骨密度を算出する方法です。精度は低いものの、どの病院でも短時間で測定できます。
●定量的CT測定法(QCT法)
X線CT装置を使った測定法です。海綿骨と皮質骨という骨の構造に分けて骨密度を測定できます。
●定量的超音波測定法
かかとの骨に超音波を当てて測定します。X線を使わないので、妊婦さんでも検査が可能です。
当院では上記のうち信頼度が高いといわれている二重X線吸収法(DXA法)を行っております。